パールストリート歯科では、ナイトガードやスポーツ用マウスピース、全身麻酔時に使用するマウスピースの作製を院内で製作します。
既製品にはないフィット感とその性能で、皆様のお口の健康をお守りします。
ナイトガード(歯ぎしり用マウスピース)
ナイトガードとは、寝ているあいだの歯ぎしりによるダメージを和らげるためのマウスピースです。歯のすり減りの防止はもちろん、歯茎への負担軽減・炎症予防にも役立ちます。
装着すればすぐに効果が得られる点は、ナイトガードの大きなメリットです。
なお、ナイトガードという名前で呼ばれておりますが、食いしばりへの対策として日中にも装着していただけます。
寝ている間の歯ぎしり・食いしばり
寝ているあいだに起こる歯ぎしり、あるいは日中の無意識の食いしばりは、歯や歯茎に確実にダメージを与えます。
歯ぎしり・食いしばりの原因としてもっとも多いのは、ストレスです。そしてこのストレスは、歯ぎしり・食いしばりによって解消されると言われています。意見の分かれるところですが、「ストレスの解消になるのだから、歯ぎしり・食いしばりは治す必要はない」という考え方もあります。いずれにせよ、ナイトガードを使用して歯や歯茎を守ることが必要です。
ナイトガードのメリット・デメリット
ナイトガードには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
毎日のお手入れなどに気をつけて、衛生的に使用することが大切になります。
ナイトガードのメリット
- 歯のすり減り、破折を予防できる
- 歯茎へのダメージを軽減し、炎症を予防できる
- ナイトガードをしているという安心感から、睡眠の質の改善が期待できる
- 歯ぎしりの有無がはっきりしない場合、ナイトガードを使用することでその有無を確認できる
- 食いしばりにも使用できる
ナイトガードのデメリット
- 使い始めはやや違和感がある
- 正しく手入れをしないと不衛生になる
- 歯科医院での定期的なメインテナンスが必要
- 耐用年数（平均2～3年）を超えた場合には作り替えが必要
ナイトガードの注意事項
- 食事、歯磨きの際には外してください
- 水以外の飲み物を口にするときは外してください（60℃以上のお湯を含む）
- 使用後は毎度必ず洗浄してください（水とブラシで結構です）
- 使用しない間は、専用のケースで保管してください
スポーツ用マウスピース
運動中の事故や転倒などから、歯、歯茎、粘膜、顎関節を守ってくれるのが「スポーツ用マウスピース」です。
接触の多いスポーツだけでなく、ボールや道具を扱うスポーツ、トップスピードで動くことのあるスポーツ、瞬間的に力を込めるスポーツなどで、近年は広く普及しています。
市販のマウスピースとの違い
すでに形が決まっているマウスピース、加温して形を整えられるマウスピースなどが、スポーツ用品店などで売られています。
しかし、「事故や転倒からの衝撃を吸収する」というスポーツ用マウスピースの最大の役割を考えたとき、少なからず隙間ができてしまう市販のマウスピースでは、不十分だと言わざるを得ません。
歯科医院で型取りをして作るマウスピースを選択されることをおすすめします。ぴったりとフィットして、しっかりと衝撃を吸収してくれます。
スポーツ用マウスピースの効果
歯を守る
歯をすり減り、破折、脱落から守ります。
歯茎を守る
歯茎のケガを防ぎます。
粘膜を守る
歯が粘膜などに刺さるような事態を防ぎます。
集中力・瞬発力の向上
安心して強く食いしばれることで、集中力や瞬発力の向上が期待できます。
脳しんとうの予防
頭蓋への衝撃を和らげ、脳しんとうを防ぐ効果が期待できます。
スポーツ用マウスピースの作製の流れ
カウンセリング・検査
虫歯の有無などを確認します。虫歯がある場合には、先にそちらの治療を済ませます。
型取り
型取りを行い、マウスピースの作製に取りかかります。
お渡し
マウスピースが完成次第、ご来院いただきます。
一度装着していただき、必要に応じて微調整を行います。微調整が終われば、お持ち帰りいただき、使用を開始します。
定期的なチェック・作り替え
定期的にご来院いただき、マウスピースの状態、フィット感を確認します。
破損したり、耐用年数を超えた場合には、作り替えが必要になります。
スポーツ用マウスピースの注意事項
- 安全性を維持するためには、歯科医院での定期的なチェックが欠かせません。必ずお越しくださいますよう、お願いします。
- 特にお子様の場合は、お口の成長に合わせて、マウスピースを定期的に作り替える必要があります。
- マウスピースは、使用するたびに必ずブラシと水で洗浄するようにしてください。また、歯磨きなどのセルフケアもしっかりと行ってください。
スポーツ用マウスピースの費用
※税込み価格となります。
小児(～12歳まで) 11,000円 学生割引 13,200円 成人 16,500円 1年以内の再制作は2,200円となります。
全身麻酔時に歯の損傷から守るマウスピース
全身麻酔のときに歯を守るためのマウスピースをお作りします。全身麻酔の際、気管挿管に使用する器具から、歯を守るためです。
健康な歯であっても、気管挿管の際に、喉頭鏡という器具があたると、欠けてしまうことがあります。かぶせ物をしていたり、ぐらぐらする歯がある場合は、マウスピースで歯を守る必要があります。
