院長の佐藤美有紀です。当院は、歯科恐怖症の方にも安心して通っていただきたいと思い、たくさんの工夫をしています。
歯科恐怖症の方は、幼少期に痛い思いをしたり、治療をしてもなかなか治らなかったりと、過去に嫌な経験をされています。そのような患者さまは、虫歯があるにも関わらず、放置してしまうので口腔内の崩壊がすすんでしまいます。
当院は開院して3ヶ月半ですが、歯科恐怖症の患者さま、特に男性の患者さまがとても多いです。みなさん順調に治療がすすんでいます。
ある患者さまは、初診の問診の時に、緊張で汗がびっしょりの方がいらっしゃいましたが、一回目の治療(神経治療)を終えると、『痛くなかった〜よかった〜!』と言ってくださいました。
また、別の患者さまは、10年以上歯科医院へ行かず、歯が歯石に覆われていましたが、歯石除去、虫歯治療を終えて、今では必ずメンテナンスにきていただいています。
当院では、怖くないように以下のことに気をつけています。
①コミュニケーションを大切にする
スタッフも、私自身も、患者さまとのコミュニケーションを大切にしています。信頼関係のない人に口の中を触られるのは誰でも嫌ですよね。当院は、スタッフ全員女性のクリニックなので、優しい雰囲気でお迎えします。女性スタッフは二人とも歯科勤務経験が10年以上のベテランで、優しい方ですのでご安心ください。なんでも気になったことは聞いてください。
②治療内容を詳しくご説明する
今自分が何をされているのか分からないのはとても怖いですよね。
必ず治療の選択肢、治療内容、リスク、費用などを詳しくご説明します。歯の治療内容は理解しづらいと思うので、資料を事前に作ったり、イラストを書いて説明したり、患者さまごとに治療計画表を作ったりしています。
そして、治療前後は口腔内写真を撮るようにしています。
③麻酔を工夫する
麻酔の痛みが怖い方は多いです。
麻酔時の痛みを軽減するようにあらゆる工夫をしています。表面麻酔をする、細い針を使う、電動の麻酔器でゆっくりと一定のスピードで注入する、麻酔の針は浅いところから徐々に深いところへすすめていく、十分麻酔が効いてから治療を始める。。。。など工夫しています。
幼少期の歯科麻酔が怖かった経験のある方は多いと思いますが、当院の麻酔は痛みが少ないのでご安心ください。
④痛みが予想できる場合は必ず事前に麻酔をする
いつ痛みがくるか分からなければ、落ち着いて治療が受けれないと思いますので、痛みが出そうな時は麻酔をするようにしています。
⑤う蝕検知液を使う
歯の削りすぎは痛みの元です。当院では、感染した歯質を赤く染めるう蝕検知液を使い、健全な歯を削ってしまわないようにしています。昔は予防的に大きく削って銀歯にするというのが一般的でしたが、今は材料が改良されたため、虫歯のみを削って治療する方針に変わってきています。
歯医者が怖いお子様には、他に絵カードを使ったりと怖くないように工夫しています。
左から、歯科助手、院長、歯科衛生士です😄