苦しくてつらくても噛みしめないで🥺
こんにちは、歯科衛生士の繁です。
ジメジメした日が続きますね💦💦やっと遅めの梅雨☔に入り、皆さま体調を崩されたりしていませんか❓少年野球をやっている息子の試合が雨で中止になることが多く、早く梅雨があけてほしいなぁと思っています🌞
インパクトなタイトルにびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんが、みなさんは日中のお仕事中💻や家事🧹の合間、なにもしていないふとした時🍀に歯と歯が噛んでいませんか?
スポーツ時の噛みしめや食いしばり、就寝時の歯ぎしりとは別に、日中の安静時に上下の歯が接触している(噛んでいる)癖を「歯列接触癖TCH」と言います。
TCH:Tooth(歯を)contacting(接触させ続ける)habit(習癖)
先日TCHの研修会を受講したので、今日はTCHについてお話したいと思います☺
通常、日中に上下の歯が接触している時間は、1日平均17.5分と言われています。これは咀嚼、嚥下、会話によるものとされています。それ以外の時に長時間かつ長期間にわたって歯と歯が接触していると、歯や顎関節に悪影響がでることがあります。
<TCHの症状>
・歯の表面や噛む面がすり減る
・歯の根元がえぐれたようにすり減る
・舌の縁になみなみの圧痕がつく
・頬っぺたの粘膜に線がついている
・歯肉にぼこぼこをした硬いコブができる(骨隆起)
・歯がしみる(知覚過敏)
・歯が欠けたり、割れる
・口を開ける時に音がする、口を開けづらい、開ける時に痛い(顎関節症)
これらはTCHによって起こりうる症状ですが、当てはまるものがある場合は、歯科🦷へ相談されてみてもよいかと思います🏥
そもそも、なぜ食事や会話以外にも噛んでしまうのでしょうか?
まず、うつむき姿勢は必然と噛み合わせやすい姿勢になります。デスクワークや読書📘、ゲーム🎮やスマホ📱使用時などが考えられます。さらにストレスが多いことも原因として挙げられます。ずーっと噛んでいる状態が続くと、慣れてきて、噛んでいる状態に違和感がなくなります。これらが長期間にわたって無意識・無自覚で行われていると、上記にあげたような症状が出ることがあります😢
まずご自身が日中に噛んでいないか、お気づきになることが治療の第一スタートとなります。TCHの自覚があれば、気づいたときに上下の歯を離すようにしてみてください。さらに意識付けとしてポストイットやふせんなどに「歯を離す」「嚙んでいないか」と問いかけるような文を書いて、自宅の目につく場所にあちこちに貼って、それを見たときは歯を離すようにしてみましょう👀文献には入眠前に「噛まないように」と自己暗示をかけることも有効と言われています💤
当院では、TCHや食いしばりの患者様には、対処療法となりますが、歯と歯肉の保護のためにナイトガートをお作りしています。材質は2種類あって、ハードタイプとソフトタイプがあります。歯型取りをすれば、当院で作製し、次回来院時には出来上がります。保険適用となりますので、気になる方はお気軽にスタッフにお声かけ下さいね👌✨
TCHは患者様ご自身で、まずは気づいて歯を離す、さらにストレスをなくす💡クセを治すこと、ストレスをなくすことは簡単ではありませんが、もしTCHで症状がある方は、お試し頂けたら幸いです💗